2009/04/10

西のカオスと東のピース

 空港に、使えるコンピュータがあったので、久々にフルキーボードで打ってます。らくらく。

 さて、今回の台湾は、これまで日本で聞いていたイメージとはまったく違うものでした。
 みな、「台湾はクルマがすごい」とか「道がひどい」とか、そんなことばかりをいっていましたが、それらはすべて、台湾の西側の出来事。おそらく、そういうイメージをもたれている方は、台北または、自転車企業の集まっている台中ばかりに足を運ばれているのでしょう。

 今回、私が走った台湾の東海岸は、そんなイメージとは正反対でした。道は広く、クルマも自転車にやさしく、そして行きあう人々も、とても優しく、親切な方ばかり。

「台湾の東側はねえ、とてもスローでピースなんだ」今回、仲良くなったジョーンズ君は、そう言っていました。反対に、台北、高雄といった西側をつなぐ道路は、そのラフでタフなイメージがよく似合うそうですが。

 最終日、東から西へと山を越えました。台北に入るまでは、とても気持ちよく走っていましたが、台北が近づいてきたとたん、これまで自転車道路のようだったモペッド用道路は駐車場となっており、街中は緊張感と俊敏さがないと走ることさえ危ない、まさにカオス然とした交通状況。

 西のカオスばかりを台湾だと思われている方は、東のピースな台湾に驚かれることでしょう。そして、伝えられているイメージばかりを信用することの無意味さに、気がつかれるかもしれません。

 その場に足を運びましょう。現場の空気を吸いましょう。自分自身が、その五感を使って感じたもの。それが、あなたにとっての真実なのですから。

 それでは、飛行機の最終呼び出しがかかりました。これで、このピースだった台湾自転車温泉めぐり報告はおしまいとなります。もし、皆さまも、興味を感じられたら、こちらに書き残した記録をもとに、自分なりの計画を立ててみてはいかがでしょうか。

それでは、旅途愉快!(旅は楽しい=よい旅を!)

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