先日修善寺サイクルスポーツセンターで開催されたメッセンジャーのメッセンジャーによるメッセンジャーのための大会【MIXPRESSION11】へ観戦をしに行ってきました。
10月5日、6日で開催されたのですが諸事情により6日の決勝戦を応援しに。
メッセンジャーとは、お急ぎの荷物を自転車で駆け巡る緊急配達人です。
メッセンジャーの大会ってなに?って思う方も多いと思いますが、
白バイ隊や、消防士、ピザのデリバリー屋さんなどにも、その職業のNo.1を決める大会があり、
メッセンジャーにも大会があります。
決められたコースをルールに従い、いくつもあるチェックポイントにより正確に、より素早くお届けする模擬配送です。
チェックポイントからはたくさんの荷物が出てきますので、荷物を受け取った時は混乱します。
混乱せずに、冷静にコース組ができるかできないかで勝敗が左右されるわけです。
自転車を漕ぐのが速ければいいってわけではないのですね。
今回は日本中のメッセンジャーが修善寺に集まり、メッセンジャーの日本一を決める大会。
5日の予選は大雨で極寒だったそうです。その状況下で予選を勝抜いた強者どもが
決勝戦前のルールを真剣な眼差しで聞いています。
中央でルール説明をしているのは2009年CMWC(メッセンジャー世界選手権)で世界一に輝いた
ジュリさん。今回のメインレースをオーガナイズしたそうです。
自転車のステム部分にコースマップを張り付けています。
実はこれがすごく重要でレース中混乱するとチェックポイントがどこにあるか忘れてしまうのです。
これが本物のメッセンジャーバックだ!!
バックパックタイプもあるが使用率が圧倒的に高いのはショルダータイプ。
防水、タフネス、大容量、まさにプロ仕様。
なんちゃってメッセンジャーバックとは訳が違う。
スタート前にピリピリしているかと思いきや、Cy-Qのトニーとアトムは
余裕しゃくしゃくです。
スタート直前に各自配送伝票が渡され、名前を記入し、少しの作戦タイム。
だんだんと緊張感が張りつめてきました。
スタート方法はル・マン式。
予選通過上位から順番に自転車が並べられ、スタート合図で自分の自転車にかけ寄り
走っていきます。
迫力がありこの瞬間がなかなか見ものです。
サイクルスポーツセンター内になる5kmサーキットの一部をコースとして使用していたのですが、
とんでもない起伏のあるコースでした。
渋谷の宮益坂をひたすら上ったり下ったりするような感じ。
みんな日頃の配送業務と同じく、一生懸命走っていました。
カメラを向けるとサービスしてくれる余裕さ。カッコいい◎
模擬配送である荷物はチェックポイントへひたすら届ける!ひたすら荷物を受け取る!
長い筒や封筒、荷物の形はさまざま。
この長時間のストップ&ゴーが足をどんどん追い込んでいくのです・・・。
チェックポイントやコースは都会と違った大自然コース。
空気はうまいが、選手にとっては厳しい環境です。
パンクしたら自分で直すのです。
今回のメインレースで優勝したのはCy-Qのトリゾー。彼はCMWC2012シカゴで世界2位のメッセンジャー。
頭の回転と足の回転がとてつもなく速い。
2位はT-servのシンヤ氏。彼の何が凄かったかというと、シングルの固定ギアであった事。あの山道をどう走り抜けたのか。
とんでもない脚力の持ち主です。
3位はCy-Qのマツドさん。ぼくがメッセンジャーを引退する日に仲良くなったマツドさん。松濤の事をマツドと読んでしまった事から
あだ名がマツドになってしまったマツドさん。入賞おめでとう!
女性部門の優勝はCy-Qのトニー!かっこ良すぎでした◎自転車のカラーとジャージのカラーをそろえたオシャレサン。
とにかくあんなに大変なコースを走り切ったすべてのメッセンジャー達に敬意を表明いたします。
みなさんお疲れ様でした。
とてもエキサイティングな大会でした。
MIXPRESSION11公式HP
http://mixpression11.com/WP/
ロッキー
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