〇包む、結ぶ、運ぶ
THE FUROSHIKIのこぼれ話
大学時代の友人の友人がサイクリング部で、長期休暇になると「東京から北海道を経由して長野に行った」などと、テントをもってツーリングしていたようです。
部で行くときは共通装備の大きな鍋などを分担してキャリアの天板にくくりつけて行った、などと言う話を聞いて当時キャンプツーリングをしたことが無い私は羨ましく思ったものでした。
その話のインパクトが強かったのか、キャリアの天板は何かを括り付けていくものというイメージが20年経っても残っています。
自転車キャンプを多少なりと経験した現在、キャンプサイト近くで買い物をしたときにエコバッグを兼ねるものがキャリアの上に固定できればいいなと考えたことが、このTHE FUROSHIKI誕生のきっかけとなりました。
【テントを包みチェアを外側に固定】
形が安定したものなら、固定ストラップを使ってFUROSHIKIの外側への固定も可能です。
FUROSHIKIなので、使わないときはコンパクト。
薄い生地ですが、補強の糸を等間隔で織り込んだ「リップストップ」仕様なので穴が開いても広がりにくく安心です。
また、THE FUROSHIKIには機能素材【H2OFF】を採用して撥水性を持たせましたが、この素材は「ノンコーティング」で撥水します。
一般的な撥水素材は、生地の表面に撥水材をコーティングして目に見えないほど小さな突起を作ることで、産毛に覆われた植物の葉が水をはじくかのように、生地表面の水をはじいています。しかし、コーティングされた撥水材は摩擦によって落ちてしまい、だんだんと効果が薄れていきます。
風呂敷はモノを出し入れするときに毎回生地を結んでほどくため、どうしても結び目は擦れてしまいます。コーティングなしで撥水を実現する【H2OFF】素材が非常にありがたいのです。
私が通勤用の自転車で使っているTHE FUROSHIKIの試作品は使用開始から1年以上経過していますが、雨の日の通勤では少々水が入るものの、水浸しになることはありません(念のため工具類はチャック付き袋に入れています)
色についても使いやすく、日本っぽいものが良いなと考えて3色展開としました。
無難な黒の代わりに深みのある紺色を選びました【NAVY】
その他にも、発端がキャンプなのでアウトドアにマッチしそうな【OLIVE】
紫も日本っぽいし、高貴な色と考えられていたよね、風呂敷や袱紗でも使われそう!と考えた【PURPLE】
なお、試作品を使っているときに「唐草模様が欲しい」と言われました。
私も唐草模様があれば是非作りたいのですが素材ありきで作った製品なので、今のところ実現できないところが残念です。
No.5115 THE FUROSHIKI
https://www.rinprojectshop.com/SHOP/5115.html
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