スマートな輪行に欠かせない、
ペダルの外しかたを、お伝えしましょう。
まず知っておかなければならないこと。
左右のペダルは、それぞれ緩める方向が逆になっています。
ペダルを漕いだときに、ゆるまないよう、
前方向へ回したときに、締まるようになっているのです。
ということを考えると、アタマがこんがらがるので、
こんなふうに、覚えておくと便利です。
1)取りたい側のペダルを、前に出す。
2)15mmのペダルスパナを、こんな角度で取り付けます。
写真で使っているのは、ミカシマのペダルスパナ680円。
短いですが丈夫で持ち歩け、普段使いに重宝します。
3)で、ペダルスパナを上から押すようにすると、
ゆるみます。このとき、大きな力が必要です。
怪我をしないよう、十分に気をつけて、
この動作を行ってください。
ぎゅうぎゅうに締まってるか錆びてるかで、
取れない場合は、近所の自転車屋さんで
一回、本式ペダルスパナで取ってもらうといいでしょう。
ママチャリ屋さんでも、やってもらえると思います。
4)ぐい、とゆるんだら、ペダルの軸を回して
ペダルをクランクから外します。
後輪をもち上げ、スパナでペダルをうまいことつかみ、
前方向にクランクを回してペダルを取るという
通っポイ技もあります。
5)ペダルを付けるときには、軸のねじ山と
クランク側をきれいにして、
両方に薄くグリスを塗るのが理想です。
6)では取り付けます。手でペダルの軸をつかみ、
優しく、クランクのねじ山にあわせていきます。
左右で、締まる方向が逆なので、気をつけて。
優しく、というのが重要です。
これで雑に入れると、ペダルとクランクのねじ山が
噛み合ってナメてしまい、壊れることがあるからです。
7)基本的に、手で回るところまでペダル軸を締めます。
手で回らなくなったら、ペダルスパナを使います。
8)ペダルスパナとペダルを手で持ち、
クランクを逆回転=車輪が動かない方向へ
回すと、締まっていきます。
9)最後は、ぎゅっと押して締め付けるより、
締め付けの程度を感じながら、じんわりと
締めるといいでしょう。
あまり力強く締め付ける必要はありませんが、
それでも、ぐっ、とした締め付けは必要です。
腕全体の重みをかけるぐらい、がいいのではと。
今回は、このペダルに取り替えてみました。
ペダル界のグリップ番長ことシマノ・DXペダルから
ミカシマ・ラムダペダルの取り外せるやつへ。
ペダルレンチのいらない生活をしたいというのが
一番の理由ですが、他にもふたつあって。
【その1】
09ユーロバイク出展のとき、隣になったミカシマの方に
「革底の靴なら、ぜったいこれがグリップがいいんです。
形も、ぜったい、使いやすいんです。みなさんにも
知ってもらいたいんです!」
と力説されたから。
【その2】
ゲイリー・フィッシャーが「おれ、このペダル
一番好きなんだよね」と言ってたから。
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