先日、フィグバイク原宿の前を通りかかったら、
カツがいました。
カツはメッセンジャーです。東京でクーリエという会社の社長もしています。
カツとの付き合いは、ここからなので、もう14年にもなりますか。当時カツは24才。ピチピチです。
ちなみに現役MTBレーサー、神谷くんも若い。今は100倍シブい。
互いに十余年を生き延び、立場もそれぞれ変わりました。でも、変わらないものが2つあります。
1)カツの自転車。
出会った時から、カツの自転車は変わっていません。GTのロードバイク。GTが最もGTらしかったと言われているスタイリング『トリプル・トライアングル』(三つの三角)を踏襲したスピードバイクです、モデル名は忘れましたが。
何かの事情で途中、フレームは乗り換えたみたいですが、それでもトリプル・トライアングルを中心とした基本構成は、当時から変わりません。
時代の流れがどうあろうと、変速機付き。フロントはシングル、東京地形ならこれがいい。
クランクは6mmアーレンキーで外せる、マニア的かつ実用的なワンキーレリーズ仕様。
フレームはリ・ペイント済み。カドワキのパウダーコーティングなのがプロのチョイスっぽい。
サドルはやらしい。すごくやらしい。やらしくてなまめかしくていい。
2)カツのかっこよさ
メッセンジャーとして都心を走り回っていたカツを、写真家/アルバート・ワトソン氏がナンパ、写真集だか広告だかのモデルにしちゃったというエピソードは、今ではインターネットあたりじゃ探し出せない事実です。
でもワトソン氏の気持ち、15年近く経った今もよくわかります。
カツ曰く。
『お腹がね、空いてるんですよ。いつもお腹が空いてる。もう40才にもなろうという男が、いつでもお腹が空いてるって、いいんですかね。それに、今日もレーパン2枚履きですよ。40前の男がですよ。どうなんですかね』
男子小学生だった頃、気になる女の子には、いばることはできても、まともな話はできませんでした。その心持ちが、カツに会うたび思い返されます。
今でもカツには、いばれても、しゃべれません。
http://www.figbike.com/cargo/
http://www.courier-tokyo.com/
0 件のコメント:
コメントを投稿