「このデニム生地は井原(いばら)産なんですよ!」と生地を選んだ時に問屋の社長が熱く語ってくれました。
【ニッカボッカーズデニム】に使用している「11.7ozムラ糸ストレッチデニム」は、現在の岡山県井原市で100年以上の歴史を持つ織物工場が製造したもの。
400年以上前から綿織物が盛んな井原地区は明治期になると「備中小倉」と呼ばれる藍染めの厚地織物が大量に生産され、戦後になるとその技術を生かしたデニム生地の生産が始まり現在に至ります。
その400年以上の歴史が受け継がれた井原デニム生地を、10年以上付き合いのある東北の工場でニッカボッカーズに仕立てました。
デニムといえば色落ちですが、その秘密はインディゴ染めをする際に糸の中心が白く残った「中白(なかじろ)」です。
着用と洗濯を繰り返したときに定着しきらなかった染料が落ちたり、糸の表面が削れて内側の白い部分が見えることで、デニム独特の色落ちとなるのです。
11.7ozのデニム生地は長期間履いても色落ちに十分耐えられる厚みがありますので、世にも珍しいデニムのニッカボッカーズをぜひ楽しんでください。
No.3187 ニッカボッカーズデニム
https://www.rinprojectshop.com/SHOP/3187.html
そして、シャツとしては厚手の10ozストレッチデニムを使った【クラフトデニムシャツ】もリニューアルして入荷済みです。
こちらは井原ではなく、お隣の広島県福山市のデニム生地を使ったもの。
福山も「備後絣」の生産地で戦後にデニムの生産が盛んになった日本有数のデニムの聖地です。
10ozのデニム生地は手に取るとずっしりと重く、シャツなのに600gと重量級(Mサイズ)!
しかし、その厚さはデニムが作業着として使われたことを思い出させてくれる安心感のあかしとも言えます。
防風性も高くTシャツの上に羽織ってGジャン感覚で着るのもいいですね。
存在感のある生地にもかかわらず、ストレッチ性に優れているので腕を動かしやすく、スポーツ自転車に乗ってもストレスなく前傾姿勢をとることができます。
左側の胸ポケットは2層構造で、内側は大型のスマートフォンに対応しています。
背中に三分割式のポケットもありますよ。
こちらも10ozとしっかりした厚さがあるため十分に色落ちを楽しめる一着です。
No.2209 クラフトデニムシャツ
https://www.rinprojectshop.com/SHOP/2209.html
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