2019/06/05

ポンチョ VS レインジャケット

レインスーツタイプと比べると、風の抵抗を受けやすいポンチョですが、頭から被るだけの簡単着用が魅力です。

何が良いかというと、ツーリング中のこんなとき。

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雨の中走って体力を消耗し、コンビニで温かいコーヒーでもしばこうじゃないか!と、自転車を降りたとします。

グッバイ岩手

レインスーツタイプだと、バックパックとジャケットとレインパンツをタオルで拭いて、それでもふき取れなかった水滴で店内の商品を濡らさないように気を使います。多分使います。

一方ポンチョだと、ガバっと脱いで、自転車に引っ掛けておいて、下半身の水滴を軽くタオルで払うだけで店内にGo。雲泥の差です。

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また、梅雨シーズンを過ぎて気温が20度を上回る時期の雨。
いくら3レイヤーの透湿防水素材と言えども、透湿性能とは関係ない構造上のデメリットがあります。

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それは、生地と体の間に空間が無いことです。

体から出た汗は体温で水蒸気になり(ここで蒸れる)、レインウェアの内側に付着し、結露して水分に戻ります。

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想像してみてください。

レインジャケットの場合は体から出た水蒸気の逃げ場は透湿防水生地を通して逃がすしかありません。
逃がしきれず水分に戻った分が、そのまま下に着ているジャージやシャツに付着します。

なんてこった!

一方、ポンチョの場合は傘のように下が開いているため水蒸気が逃げやすくなります。
しかし、当然逃がしきれなかった分が結露して水滴となるわけですが、体と接している部分は肩、背中(バックパックを背負っていない場合)、腕の上部分程度。


まるでテントのフライシートのようにポンチョの内側は濡れますが、体に付着しにくいのが救いです。

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ただし冒頭でも書いたとおり、ポンチョは風の抵抗を受けやすく、スピードは落ちます。
でも、雨の道路には、白線やドレーンやマンホールの蓋など、スリップを引き起こす罠が満載!

ゆっくり安全に走ったほうが良いとも思うのです。

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2016年6月北海道ツーリングにて。


ついでに、ポンチョつながりで、去年のBIKE & CAMPでオルトリーブさんと一緒に実施したワークショップ(?)【rinproject x ORTLIEBの水かけ祭り】の模様はこんな感じ。

子供たち大興奮でした。



【No.2093 サイクルレインポンチョ】

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