2018/01/15

四国ツーリングDAY② 鳴門〜室戸岬編 その1

2017年11月12(日)〜16日(木)に社長と旅した四国ツーリングの記録をここに少しずつ書いていきたいと思う。

【DAY1】11月12(日)羽田空港→鳴門
【DAY2】11月13(月)鳴門→室戸岬
【DAY3】11月14(火)室戸岬→高知
【DAY4】11月15(水)高知→宇和島
【DAY5】11月16(木)宇和島→松山空港

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【DAY2】11月13(月)鳴門→室戸岬

社長そろそろ出発のお時間です。
この日はビジネスホテルという事もあり、別々の部屋に泊まり朝食を済ませ社長室へ
お迎えに上がった。

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AM8:00 HOTEL FIRST SEASONを出発する。

この日は鳴門から室戸岬である。徳島駅から海部駅まで輪行し、山間部を電車でワープする、といった登りが好きではない我々の良く使う手段だ。とは言っても、都心部に比べ電車の本数は非常に少ない。徳島駅で予定の電車に乗らなければ大変なことになる。

時間的には9:51徳島駅発、11:19海部駅着の電車に乗らなければならない。
その電車を逃せば、次は海部駅へ13:39分着だ。
海部から室戸岬まで、おおよそ50km。昼飯も食べて17時までに宿に入りたい我々にとっては大変無茶な行程だ。これはもう、9:51徳島駅発に乗るしかないのである。

ちなみに17時までに宿に入りたい理由としては、この時期の日没が17:04であり、日没後はいくら明るいライトといえども街灯の少ない地方は暗いし、道が良くない。知らない道を走るぼくらにとっては安全とは言えないのだ。

弊社の社訓は「疲れない、怒らない、風邪ひかない」。すでに出発前から風邪をひいていたぼくは完全に社則違反であるが、そこは人間なのでしょうがない。
そして社訓にあるように疲れるツーリングは好きではない。常に余裕を持った旅を心掛けたいのである。

鳴門から徳島駅まではおおよそ14km。たいした距離ではないが輪行する時間や、パンクなどのハプニングを考慮すると1時間半ほどしか時間がない。途中で遊び過ぎては危険だ。

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遊んでしまうというのは、つまりこういう事だ。懐かしいブリキの看板にうっとり。
ジワジワ時間がせまる。

そして、ここで不測の事態が発生する。

明日から(DAY3室戸岬〜高知編)ほぼ一日中雨予報が一週間前から出ているにもかかわらず社長は雨具を持ってきていないというのである。しかしここはニッポン。朝早くから営業しているワークマンを現代便利ツール「スマホ」で検索し、立ち寄ることに。ここで購入しておかないと、恐らく室戸の方でカッパを購入するのは困難である。このような事は北海道ツーリングでも発生している。デジャヴかと思った。

無事カッパを購入し、ワークマンを後にする。
そしてワークマンの前の道は学生の通学路のようだ。
ここで驚いたのは、学生たちが男女問わず7割方クロスバイクに乗って通学していることだ。これは自転車大国松山市よりもスポーツバイク乗車率が多いように感じられた。学生たちは軽快にモリモリジテツーをしておられた。もしかして、みんな学校が遠いのかもしれない。


国道は通勤時間帯という事もあり車も多く、それを回避するため県道や裏道を走っていると加賀須野橋をたまたま通過することができた。この橋は船が通過する際、橋がエレベーターのように上がるらしい。実際に見てみたかったが、今のぼくらには時間があまり無い。

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加賀須野橋。船が通過中だったらある意味ヤバかった。

そして徳島駅手前の県道39号にかかる吉野川橋を通過する。

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行けども行けども対岸にたどり着かないので、なんちゅう長い橋だと社長に愚痴ると
「確か吉野川は川幅が日本で1番か2番くらいに長いんじゃなかったかなぁ〜」
と言っていた。帰ってから調べてみると、吉野川にかかる最長川幅は荒川の2,537 mに次いで広く、2,380 mでその差は157m。日本で2番目だという。そして平成20年2月までは吉野川が1番だったそうだ。


社長はなんでも知っている。

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兎に角長い。この場所で橋の半分くらいまで来たところ。

ようやく橋を渡りきりAM9:23徳島駅へ到着。電車出発の約30分前に到着できたので

安心して輪行をすることができた。
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四国はヤシの木がたくさんある。やたら背が高い。

無事自転車を輪行袋に納め、ぼくたちは特急の指定席を購入するべく、みどりの窓口へ向かった。窓口で海部駅行き(途中牟岐で乗換)の特急券、指定席がほしい旨をおねえさんに伝え、出てきたのは自由席であった。おねえさん曰く、始発駅だし空いているから好きな席に座れるわよ。との事だ。礼を言い、ぼくらはAM9:51発のむろと1号に乗り込み、徳島を後にした。

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乗車時間は乗換を含め1時間28分。コーヒーをすすり、景色を眺めながら
のんびり電車でツーリングもまた乙である。

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社長とぼく。傍から見たら完全に親子だ。2018年新作のサイクリストアロハの
サンプルを着て実際に走ってみる。製品作りにはとっても大事なことだ。

この日の最高気温は21℃であった。電車に乗る前に2018年春発売予定のサイクリストアロハのサンプルに着替えた。アロハシャツの機能もさることながら、機能よりも気分が上がった事は間違いない。旅に色がついた感じだ。ぼくたちはこの気持ちを大切にしたい。

AM11:19海部駅へ到着。

降りたところで駅員さんに話しかけられ、ぼくらはこれから室戸に向かうのですという話をきっかけにお遍路さんか?、ちがう、魚を食いに来た、四国の魚は旨いぞ、あそこに行くといいなど、いろいろ教えてくれた。地方で輪行していると、車掌さんや電車に乗っている方々が大変親切にしてくれる。そして話しかけてくれる。そこの駅で降りるなら、自転車はここに置くといいよーと教えてくれた車掌さんもいた。本当にありがたい。
車内では大きい荷物で大変恐縮ではあるが、輪行旅をする以上、地元の方々と仲良くしていきたいと思う。

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そしてぼくたちは海部駅から室戸岬を目指す。出発だーといいながらだらだらしているうちにあっという間に12時になってしまった。

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平日なのでお仕事の電話も容赦なくかかってくる。なかなか前に進まない。

道は海沿いを通る国道55号線をひたすら南下する。それ以外に道がないのである。

また四国の川や海はどこを見ても水が透き通っていて綺麗だった。社長曰く、工場が少ないので綺麗なのだという。あと川が長いとか。

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国道55号。室戸まで50km。

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透明度が余分な在庫を一掃したかのようにクリアランス。

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海に石を投げている社長を度々目撃する。たぶん気分は少年、アロハが良く似合う。

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海の色も景色も五島列島によく似ていると、地元に思いを馳せる社長。

海部駅から約6kmほどの55号線沿いに道の駅宍喰温泉が現れる。
ぼくたちは予めここで昼飯にする事を予定していた。

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道の駅宍喰温泉。ぶっといフェニックスがお出迎え。

というのも、ここらで昼飯を頂いておかないとその先に、どんどん売店がなくなってしまうのだ。何せ初めての土地なのでその先に売店があったとしても、営業しているかもわからないので不安で仕方がない。過去に予定していたごはん屋さんが休業、廃業、ランチ終了など、心より涙を流すシーンがいくつもあったので、なるべくご飯屋さんが密集しているところを選んで旅の計画をたてたい。ハンガーノックは本当に辛いのである。

ここで頂いたのは社長もぼくもメニューを見て即決した「あおり烏賊天丼」。
刺身では食べたが天丼は初めてだ。

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身の厚いアオリイカ天はフワフワで甘く、野菜もたっぷりだ。

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時間は13時前。腹も減っている。社長も満足の味だ。

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気温20℃、冷たい水がサイコーにうまし。

あおり烏賊天丼を頂き、心も体もお腹も満足したので、ぼくらは日が暮れないうちに
室戸岬を目指し55号を南下し始めた。

そしてお昼も食べた所で、続きは「四国ツーリングDAY②鳴門〜室戸岬編その2」でお伝えしていきたい思う。

昼飯を頂いた後、ぼくらに待ち受けていたものとは・・・!?

text/photo : rocky

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