今年で発売10年目となるワーカーズジャケット、
今回敢えて”復刻プロジェクト”と銘打っているのはなぜなのかをご紹介します。
2014年に初めて生産した初代(No.2073)は、日本製の60/40コットンナイロン素材で作りました。生産は秋田県横手市の雄物川工場のほとりの工場にお願いし、M/Lの2サイズ展開でした。
2015年にSサイズを追加、これで私も着られるようになりました。
ベージュ・カーキ・黒・ネイビー・オレンジ…毎年様々な限定色を作りました。
2018年には2代目ワーカーズジャケット(No.2140)を発売
自転車旅や通勤時の雨対策を重視し、素材を透湿防水効果機能が高いナイロン100%のものに変更して作りました。
初代と比べ若干軽量化され、パリッとした見た目に仕上がりました。
縫製は引き続き秋田県横手市の工場が担当、工場の規模が縮小され縫製ラインが込み合う中での生産となりましたが、趣味全開の迷彩柄も作りました。
この当時「アウトドアで使いたいからフードをつけてほしい」というご要望が多数寄せられており、2020年に発売の3代目ワーカーズジャケット(No.2176)はフード付きになりました。また、重たいバックパック等の干渉を考慮し、耐摩耗性・耐引裂性に優れたCORDURA糸を使った素材を選びました。
今度は「自転車に乗るのにフードは邪魔」というご要望が…実は私も同じ様に感じました。
なので、2022年発売の4代目ワーカーズジャケット(No.2211)は、フード無しタイプに戻しました。また、これまでものはキャンプで着ていたら焚火の火の粉で穴が開いてしまった為、比較的燃えにくい綿100%のベンタイル素材を選択。超極細の綿糸を日本国内の老舗工場が限界まで密に織った生地なので、防風・耐水・透湿性もあり、個人的に「今までで一番好き」な仕上がりになりました。
2023年に再生産を試みたところ、長年縫製を担当くださっていた工場が閉鎖となり、叶いませんでした。
国内の縫製工場は今、人手不足と職人さんの高齢化で、廃業が続いています。
特にアウターを縫うのは技術と設備が必要なため、アウターを縫製できる工場さんはめっきり少なくなりました。弊社がこれまでお願いしていた工場も、軒並み廃業されてしまったのです。
そしてこのジャケットは、袖口にリブがついていたり、ポケットがいっぱいな上にマチがついていたりと通常のジャケット以上に工程が複雑で、縫製にはかなりの手間と技術が必要です。
あっちの工場、こっちの工場と相談しては断られること2年、ついに縫える工場さんが現れました。2024年に復刻のワーカーズジャケットは、青森県の津軽富士見湖のほとりの縫製所謹製。試作が無事終わりまして、あとは本生産を待つだけとなり、改めて見積を行ったところ、材料の高騰のみならず縫製工賃も以前より大幅に上がってしまいました。
社内でも「今回を逃すと、次にいつ生産できるかわからないので作りたい」と、「歴代ジャケットの中でもかなり高価格帯になる為、需要があるか心配」のどちらの点でも悩ましく、結論が出ませんでした。そこで「皆様のご意見を聞いて作るか決める」、というクラウドファンディング方式でやってみようということになりました。
私は今4代目ワーカーズジャケットのダークブラウンを使っているのですが、毎日着るのでもう1着欲しいです。(既に予約しました)
私の推しジャケット、どうか復刻に向け皆様の清き一票のご予約をお願いいたします。
ご予約はこちらから↓
https://www.rinprojectshop.com/SHOP/2262.html
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