いやあ、雨の中というより水の中を通り抜け
全身ずぶぬれ。ビニール袋で包みました程度の防水装備じゃ
もう、ぐしょぐしょ。夜の時間は、乾かすことで精一杯。
朝になっても、雨は滝のように。風は真横に。
もう乗る気、一切なし。
ということで、再び、宿の方の『ゆいまーる精神』の
温情を受けることとなり、クルマで一路、那覇市へ。
『ゆいまーる精神』とは、
こういうこと。
ハワイの『アロハ・スピリット』みたいなもんですね。
那覇市内中央部の信号もギブアップ。
突然の大雨に、那覇も右往左往。
しかたなく、足下を全天候対応型のビーサンに
履き替え、市内をうろつく。
ただ、うろついているだけというのもあれなので、
ずぶぬれ覚悟で、小高い丘の上にある首里城を、観光。
自転車で、行きました。もちろん、ずぶぬれ。
首里城の、母屋(?)がこれ。
具体的にはこういうこと。
首里城は、その昔、沖縄一帯を治めていた
『琉球王国』の王様が、住んでいたところ。
琉球王国は16世紀ぐらいまで、
日本・韓国・中国と、東南アジアとをつなぐ
貿易王国として、かなり栄えていたそうです。
日本・中国からは刀や陶器を東南アジアに輸出し、
東南アジアからは、染料・胡椒・象牙などを日本、中国に
輸出していたそうです。まさに商社国。儲かってたんだろうなあ。
一番奥に見ゆるが、王様。
あの嵐のような天候の中で。
輪がつながったのは、あるいは奇跡にも近く。
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